昨年の11月28日に続き、産経新聞の兵庫県全県版に弊社の広告を掲載していたきました。

推薦者および応援いただいている皆様に感謝申し上げます。弊社は創業して3年目の年を迎え、正念場の年であると認識しています。この広告に負けぬように頑張っていきたいと思いますので、今後ともどうかご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

「ほしい」をその場で作り出す未来を。

宝塚発!シニアと若手チームによるスタートアップ企業の新たな可能性

「界面活性剤を使わずに水と油を混ぜる!」

誰もが頭に「?」がつくプロジェクトは2017年10月に始まった。実は私たちの身の回りには食料品や化粧品、農薬などは、有効成分である油と水を効率的に混ぜ合わせた商品が多い。しかし、商品として販売されているもののほとんどに界面活性剤が使用されている。商品の長期保存や品質安定性を重視する現在のものづくりの現場において、油を均質に水と混ぜるための界面活性剤が必要不可欠な存在となってしまっている。大手消費財メーカー出身の奥田伸二社長(61)は、これら商品から合成化学物質がなくならない背景である「物流や在庫に伴う長期安定性を前提とした非常に長い使用期限」を変えるべきだと考えた。

創業の背景には、「消費者の近くで界面活性剤に頼らず水と油を混ぜ、フレッシュな状態で使う『新たな仕組み』を作れば微量の有効成分で効果的な商品がつくれる。」さらには「子供たちのために環境負荷や健康リスクの少ないものを。」という奥田社長の思いが込められている。

新たなものづくり経営のスタイル「Team OKUTEC」

OKUTECはウルトラファインバブル生成技術を活用した新工法のホモジナイザー(均質に混ぜる機械)の開発に着手した。チームでセッションすることを重要視するOKUTECは、スタートアップ企業でありながら、地域行政支援機関とも連携し、ものづくりと経営に欠かせない各部門の専門性の高いパートナーを招集し「Team OKUTEC」が誕生させた。奥田社長を中心とし、ものづくりのプロフェッショナルなど経験値の高いシニアと、デザインやブランディングなどに長けた若手によるイノベーションを目指した。その第一号商品「CLOSER  Type-R1」が開発・リリース。

ブランド・ネーミング開発は同じ宝塚に拠点を持つSASI DESIGN株式会社の近藤清人社長が手掛けた。「製造現場を消費者に近づけたい/最高の製品としての切り札」という思いをCLOSERと名付けた。

また、ものづくりは三十年あまり開発を共にしてきた株式会社プリンシプルの山下専務率いるチームと連動し拘った開発を続けている。

創業2年ながらTeam OKUTECには幅広い専門家の英知が集まっている。OKUTECは、新たな消費スタイルの提案として/スタートアップの新たな経営スタイルとして、果敢に勝負を仕掛けている。その先にものづくりを目指す若者にとって「目標」となることがシニア起業の責務であるとも語っている。

2020年1月15日

産経新聞(兵庫全県版)朝刊